
毎月、一定の料金で好きな車種に乗れるカーリースですが、「カーリース契約を結んで失敗した」「カーリースではなく購入すればよかったと後悔している」という方もいます。なぜ、カーリースで後悔するケースがあるのでしょうか。
この記事では、カーリース契約で後悔した事例を10例紹介します。また、カーリース契約で後悔しないためのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。この記事を読むことで、カーリース契約における後悔のリスクを低減できます。
カーリース契約で後悔した事例10選

はじめに、カーリース契約で後悔した事例を10例紹介します。
1.契約満了時の残価精算による支払いが生じた
残価精算とは、リース契約時の車の将来の価値と契約満了に伴う車両返却時の車の市場価値に差が生じたときの差額を精算するものです。契約満了時の残価精算により支払いが発生し、カーリース契約をしたことを後悔する人がいます。
将来価値と市場価値に差が生じる理由として多いのは、以下の4つです。
- 走行距離が長い(多い)
- ボディに傷や凹みがある
- 車内にタバコの匂いが付いている
- 改造やカスタマイズを行った
カーリースで車を利用する際は上記4点に注意しておくと良いでしょう。
カーリース契約は、契約時に契約者合意のもと残価が設定されるオープンエンド方式とカーリース会社が契約時に残価を設定するクローズエンド方式の2種類あります。残価精算による支払いは、オープンエンド方式で契約を行った場合が該当するのが特徴です。
オープンエンド方式は、契約者同意のもと残価を設定するシステムで、契約満了時の残価精算責任は契約者にあります。一方で、契約時に残価を自由に設定できるため、月額利用料を抑えることが可能です。
クローズエンド方式はカーリース会社に残価精算責任があるため、契約者は残価を精算する義務はありません。しかし、残価は契約者に公開されないうえ、低めに設定されることが一般的です。そのため、毎月の支払いが高くなりやすい傾向があります。
オープンエンド方式は残価精算の可能性がありますが、契約満了時の査定額が契約時よりも高い場合には差額が返金されるため、お得になる可能性がある契約方式です。
2.車の返却が必要で、手元に車が残らなかった
カーリースは、契約者が希望する車を選んで、カーリース会社が契約者に代わって車を購入し、貸出をするサービスであるため、リース車両はカーリース会社の所有となり、契約者は所有者となります。そのため、一般的なカーリースでは契約満了後に車を返却しなければなりません。
ただし、カーリース会社によっては、返却以外にも幾つか選択肢が用意されている場合があります。
リース車を買取り
- 契約満了時に残価を支払うことでリース車両を買取り
- リース車両を買取り、その際に所有者の名義をカーリース会社から契約者に変更いたします(名義変更手続きの費用は、カーリース会社によって異なる ので、確認が必要となります)
再リース
- 契約満了後に同じリース車両で契約を結ぶことで継続して乗り続ける
- 再リースする場合、リース車両の状態や車両の市場価値によって、月額料金が異なることと、契約期間が制限される場合があります。
その他にも、契約満了時にリース車両が契約者のものになる、車がもらえるプランを用意しているカーリース会社もあります。車がもらえるプランは毎月の料金が高めに設定されている、または契約期間が7年以上であるケースが多いため、ライフスタイルの変化や収入とのバランスも確認して契約することが重要です。
3.中途解約で違約金が生じた
カーリースは契約者が希望する車種・契約期間をもとに毎月の料金を算出して貸し出しているため、中途解約は基本的に認められていません。万が一、中途解約をする場合は、残りのリース料金をまとめて支払わなければならないため注意が必要です。
違約金について把握しておらず、カーリース契約を結んだことを後悔する人もいます。違約金は一括で支払いを求められるケースが多く、まとまった費用が必要となることもあるでしょう。
最近では違約金が生じないプランも展開されていますが、多くのカーリース会社では中途解約は認められていないため、前もって違約金の発生有無をチェックしておく必要があります。
4.走行距離の上限を超過して、超過料金が生じた
カーリースでは車の市場価値を確保するために、走行距離の上限が設定されているケースが多く見受けられます。上限の距離(キロ数)はカーリース会社によって差がありますが、超過した場合は超過料金が発生するのが一般的です。
超過料金の相場は1kmあたり5円〜10円で、超過した分だけ金額が高くなります。超過料金は契約満了時に精算をするため、まとまった金額が請求されることも。超過料金のリスクを低減するためには、毎月どれくらい走行するのかを前もって把握しておくことが重要です。
▼カーリースは走行距離が無制限の方がお得?制限が設定されている理由などを解説!
5.事故や盗難に遭って違約金が発生した
カーリースは、事故で全損となったり盗難に遭ったりして貸出車両が無くなった状態となると、リース契約が強制的に解約となります。強制解約も中途解約と同様、違約金が発生するのが一般的。違約金はカーリース会社によって内訳や計算方法が異なりますが、残りのリース料に残価分を加えた金額と解約に伴う手数料を支払わなければならず、高額になる傾向があります。
事故に遭ったリース車両が修理可能な状態であれば、修理代を契約者が負担することでリース契約は維持できますが、修理箇所によっては修理代金が高額になるケースも。購入した車であれば別の車に乗り換える選択をすることも可能ですが、カーリース契約は勝手に乗り換えることができません。そのため、高額な場合でも修理代金を払わなければならないケースも見受けられます。
しかし、高額な修理代金は任意保険でカバーできることから、カーリース契約をする際は、任意保険に加入しておくと良いでしょう。
▼カーリースの任意保険とは?具体的な費用や安く抑える方法を紹介
6.傷や凹みによって原状回復の費用が生じた
カーリースの契約中は、マイカーと同じようにいつでも乗ることが可能ですが、車両返却時に原状回復の費用が生じて後悔したという人もいます。カーリース契約は、カーリース会社が車を貸出している状態のため、返却する際に貸出をしてもらった時と同じ状態に戻す原状回復義務が生じるのが特徴。傷や凹みがあると契約満了時に原状回復費用が発生するため注意が必要です。
7.メンテナンス料や任意保険料など月額料金以外に費用がかかった
カーリースは、オイル交換や消耗品などの交換費用や法定点検費用など、メンテナンスにかかる費用は基本的に契約者が負担しなければなりません。カーリース会社によっては、メンテナンス料を月額料金に含めるプランを複数用意しているところもあるので、契約前にメンテナンスプランの有無もチェックしておくと良いでしょう。
また、カーリースは任意保険料が月額料金に含まれていないケースが多く、基本的に契約者が負担します。契約者はカーリースのプランを検討するのと同時に自動車保険を探す必要があります。
カーリースで借りている車が万が一全損して廃車になった場合、利用者には規定損害金や違約金の支払いが発生します。支払い金額が数百万円にも及ぶ場合があるので、カーリースでは必ず車両保険付きの任意保険に加入する必要があります。
カーリース会社によっては、保険会社と提携してカーリース専用の保険を提供していることがあるので契約前に確認しておくと良いでしょう。
8.購入するよりも支払い総額が高かった
カーリースの月額料金には、車両の本体価格と各種税金・自賠責保険料・手数料などが含まれています。これらの費用を定額化できるのが魅力ですが、購入する場合よりも支払う総額が高くなり後悔する人もいます。
カーリース会社によって、月額料金に含まれる内容に違いがあるため、どのような項目が含まれているか確認しておくことが重要です。しかし、購入する場合、自動車税などの税金や自賠責保険料・登録手数料などはその都度支払わなければなりません。そのため、どちらが高いのか比較する際は、維持費や車検料なども含めた総額の金額で比べることをおすすめします。
9.カスタマイズや改造ができない契約だった
カーリースは車の返却を前提として貸出をしているサービスであり、残価を保つためにカスタマイズや改造が認められていないのが一般的です。その決まりを知らずに改造してしまい、後々原状回復費用を請求され、後悔するケースが見受けられます。
自分好みにカスタマイズや改造をしたい人は、原状回復が可能な範囲でカスタマイズをしたり、契約満了時に車をもらえるカーリースを利用したりするのが良いでしょう。
10.車をあまり使用しなくてもリース料を支払わなければならなかった
カーリースは車両本体価格や保険料などの総額を契約した月数で割り、毎月の料金を算出しています。また、毎月リース料の支払いが発生するため、車を使用しない月でも支払いしなければなりません。車をあまり使用しない月でもリース料は一定であり、中途解約ができないため、損をしたと後悔する人もいます。
カーリース契約をする際は、使用頻度だけではなくライフプランの変化も考慮しておくことが重要です。
カーリース契約で後悔しないためのポイント

カーリース契約で後悔しないためのポイントは、以下の6つです。
- 残価精算の有無を確認しておく
- ライフスタイルの変化も考慮しておく
- 無理せず支払えるプランを見つける
- 車検代やメンテナンス料について確認しておく
- 月額料金に含まれる内容を確認しておく
- リセールバリューを意識して車を選ぶ
1つずつ詳しくみていきましょう。
残価精算の有無を確認しておく
カーリース契約を結ぶ前に、残価精算の有無を必ず確認しておきましょう。カーリース契約は残価精算があるオープンエンド方式と、残価精算がないクローズドエンド方式に分けられます。
オープンエンド方式とクローズドエンド方式のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
| オープンエンド方式 | クローズドエンド方式 | |
|---|---|---|
| メリット | ・残価(想定下取り価格)は 公開 ・残価は、高めに設定 ・月額料金は低めに設定 ・残価精算時の査定額が高いと差額が返金される | 中古車市場の変動による追加清算なし (但し、 査定が高い場合でも費用の返却なし) |
| デメリット | 残価精算で査定額が低い場合には差額の精算が必要 | ・残価(想定下取り価格)は非公開 ・残価は、低めに設定 ・月額料金はオープンエンドより高め |
契約方式はカーリース会社によって異なるため、前もってオープンエンド方式なのか、クローズドエンド方式なのかをチェックしておくと安心です。
ライフスタイルの変化も考慮しておく
カーリースは中途解約やプラン変更ができないため、契約前にライフスタイルの変化も考慮しておくことが重要です。子どもが生まれる可能性があればファミリーカーを選ぶなど、今後のライフスタイルを加味して車種選びをすると、中途解約のリスクを避けられるでしょう。
また、引っ越しなどにより車の使用頻度が減る可能性がある場合は、走行距離が短いプランもしくは上限が設定されているプランを選ぶのがおすすめ。走行距離が少ない車は、契約満了時の残価精算で査定額が高くなる傾向があり、オープンエンド方式で契約をすれば差額が返金されることから、お得にリース契約を結べる可能性が高まります。
無理せず支払えるプランを見つける
カーリースは契約年数によって毎月支払うリース料が変動するため、収入も考慮して契約することが重要です。最近では7年以上の年数で契約できるカーリースも増えてきています。
長期的な契約は毎月の料金を抑えられますが、中途解約をしないで済む年数で契約すると解約金の支払いを避けられるでしょう。
車検代やメンテナンス料について確認しておく
カーリース契約を結ぶ際は、車検代やメンテナンス料についても確認しましょう。カーリースは一般的に、自賠責保険料や税金・手数料などが月額料金に組み込まれていますが、車検代やメンテナンス料が含まれていないカーリース会社もあります。車検代やメンテナンス料が含まれていない場合、月によって大きな支出が必要なケースもあるでしょう。
月額料金に含まれる内容が少なければ少ないほど月額料金を抑えられますが、毎月のリース料だけではなく、その他の費用も確認しておくと安心です。車に関する支出を一定にしたい人は、車検代やメンテナンス料も月額料金に組み込まれているところを選ぶと良いでしょう。メンテナンス料が含まれない場合は、別途メンテナンスプランの有無を契約すると、支出を抑えられます。
しかし、メンテナンスプランの内容もカーリース会社によって異なるため、前もって内訳を確認しておくことが重要です。
走行距離を前もって把握しておく
カーリースは走行距離の上限を超えると超過料金が発生することから、1ヶ月でどれくらい走行するのか把握しておくことが重要です。
買い物や駅までの送迎で車を使用する場合は月に250kmほど、通勤とレジャーに使用する場合は1,000kmほどが目安となります。一人ひとり走行距離が異なるため、実際にどれくらい毎月走行するのかを把握しておくと安心です。
一般社団法人日本自動車工場会の「2021年度乗用車市場動向調査」によると、月間の平均走行距離は370km、月間の走行距離が300km未満の方は約6割となっています。走行距離が少ない場合は、リース料を払いすぎる可能性があることから、走行距離が少ない人向けのカーリースを契約するのがおすすめです。
エンキロでは、月額基本料金に+走行距離に応じて支払いができる「距離料金プラン」をご用意しています。月額基本料金に走行した分の距離料金を支払う形式なので、走行距離が少なくても損をする心配がありません。走行距離が少ない月は、お得に車に乗ることが可能です。
エンキロのカーリースはインターネットで申し込みが完了するため、気になる方はぜひエンキロのWEBサイトを確認してみてください。
リセールバリューを意識して車を選ぶ
カーリースは残価精算の可能性があることから、中古車の残存価値を示すリセールバリューを意識して車種を選ぶのもおすすめです。リセールバリューが高い車は、下取り価格や買取価格が高い傾向があります。
オープンエンド方式で契約する場合は、リセールバリューが高ければ高いほど契約満了時に返金してもらえる可能性が高まるため、リセールバリューを考慮して車種を選ぶのもおすすめです。
中古車市場の需要が変化するとリセールバリューは低くなる場合があることから一概には言えませんが、以下の4つに該当する車種はリセールバリューが高い傾向があります。
- SUVやミニバンなどの人気があるボディタイプ
- 白・黒などのスタンダードなボディカラー
- モデルチェンジをした直後の車種
- 人気で入手が難しい車種
ボディカラーによっても、残存価値に差が出ることもあるため、人気の車種・人気のカラーを選んでおくと、リセールバリューが高い状態で返却できる可能性が高いでしょう。
エンキロのカーリースは、人気の車種をはじめ軽自動車・コンパクトカー・SUV・ミニバンなど、リセールバリューが高い車も取り扱っています。国内メーカーだけではなく、海外メーカーも取り扱っているため、あなたにピッタリの1台が見つかるでしょう。
車の利用頻度を考慮してプランを選ぼう!

カーリース契約で後悔する理由として、残価精算や違約金・走行距離の超過などが挙げられます。後悔しないためにも契約する前には、残価設定の有無やメンテナンスプランの有無などを確認し、ライフスタイルの変化や収入も考慮しておきましょう。
また、カーリース契約で後悔しないためには、車の利用頻度に適したプランを選ぶことも重要です。車の使用頻度が低い人は、月額料金を払いすぎる可能性があることから、走行距離が少ない人向けのカーリースを契約するのがおすすめです。エンキロのような「月額基本料金+走行距離」で支払額が決まるプランであれば、お得に乗れる可能性が高まります。
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